ほりみか さん

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こんにちは。
M、カンパニー主催のほりみかです。

劇作家の鏡味富美子さんからバトンを受け取りました。
早く書かなきゃと思いつつ、2ヶ月近く過ぎてしまい、「こりゃいかん!」と慌ててパソコンに向かった次第です。
わざわざ「パソコンに向かった」と書くあたり、「パソコンに向かう」事の非日常さを物語ってる。
今時は「パソコンに向かう」のは日常、どころか一日中「パソコンに向かってる」人も少ないくないでしょう。

でも私は、、、
①アナログ人間。
②しょっちゅうパソコンが壊れる。一昨年、昨年、2年半に二台壊れた。
③最近引っ越ししてネット環境が不調。
④それに加え、最近ウインドウズからMacに変えた。使い方がわからん。

そんな四重苦に悩まされてて、パソコンに触るのが恐怖なんです。(笑)

紹介が遅れました。
ほりみかです。
本名は堀美夏と書きますが、字画が悪く、どこの占いでも「よくない」と言われるのでお仕事は平仮名でしてます。
「美しい夏」と書くので「夏生まれ?」と聞かれるけど、春なんですねえ。
3月23日です。みなさん、覚えておいてくださいね!
鏡味さんとの出会いは彼女の脚本『ロスタイム』を紹介してもらった時。12~3年前でしょうか。
鏡味さんたら、その頃は「普通のお母さん」て感じだったのにすっかり美しくなって!
何が彼女をそうさせた?
きっとみんなが思ってるはずですね。

さて、私の紹介。
仕事は主に舞台の演出と振付。
ミュージカルが多いけど、ストレートプレイはもちろん、着物ショーやへアーショーなどイベントの演出もやります。

どうやったら演出家になれるんですか?とよく聞かれますが、私もわかりません(笑)。
なぜ演出の仕事をしてるのかなって、自分でも不思議に思う時があります。

小学6年生の時に見た劇団四季のミュージカルにはまり、ミュージカルに出たいという夢を持つようになった。というのがミュージカルとの関わりの第一歩。
幸い3歳からモダンバレエを習って、いや習わされていたので自然にダンス関係の仕事に入っていったというところでしょうか。

でも本当のところ、私の夢は全然違う世界だったんですよ。
小さい頃はスチュワーデス。
少し大きくなると貿易とか海外開発援助。国連やJAICAに努めたいと学生時代は思っていました。
なんだか全然違う方向に進んでしまいました(笑)

〈演出家の仕事〉
ではどうやってこの世界に入ったのか?
最初はダンスの関係から演劇やミュージカルの舞台に出していただくようになりました。
東京の素敵な演出家や振付師の方達にも出会い、舞台に立つことが楽しく、まさか、自分が作る側に立つという考えは全くなかった。

でもある時、東京の振付師が急病で来名できなくなるという事件が起きたんです。
その時、演出家から「ミカ、振り付けて!」と言われ。「えーっ。私、体育の授業でも創作ダンスは大嫌いだったのに。なんてこと?」と怒りつつ振り付けたのが最初の振り付け。
その演出家は若手のNHKのドラマのディレクターさんでした。
幸か不幸か、、、仕事になってるから幸なのかな、、、それ以来、振り付けの仕事が来るようになり、その後演出の仕事が来るようになり、今に至っています。

ブロードウエイでは、振付師から演出家になったり、振付師主導のミュージカルも多いので、あながち間違ったルートではなかったのかもしれませんね。

名古屋ではまだ、ダンスやバレエの先生がミュージカルや芝居の振り付けをするという例が見られます。
でも、「ダンス、バレエ」と「ミュージカルのダンス」は全く別のものなんです。
私も役者をしてた頃、バレエの先生にミュージカルの振り付けをしていただいた事があったけど、もうダメ。
ジャンプしながら台詞を言わせたり、ストーリーと無関係なダンサーばかりメインにしたりする(台本読んでないのかな、と思った)。
変拍子なのに4拍子で振り付けるから、ズレまくりで歌ってたら踊れない!
今では笑い話(^ ^)です。

〈師匠〉
そういったミュージカルの基本を教えて下さったのは、青年座の故鈴木完一郎さん。
数年前に亡くなってしまいましたが、演出面も演技面でも私の師匠であります。
出会った頃は血気盛んなお年頃で(笑)灰皿は飛ぶ、手や足は出る、とめっちゃ恐かった。
胃は痛くなるし稽古行きたくない病にもなる。
けど本番が終わり、次の演出家が優しい人だと物足りない。厳しい稽古が恋しくなる。

麻薬のような演出家だったなぁ。
若くしてお亡くなってしまい、悲しいです。
もっともっと学びたかった。

さて、ここいらで前任者鏡味富美子さんからの質問に答えなきゃ。
好きな映画か本を三つあげよ?
なんとも普通な質問ですね。
本は、学祭時代はたくさん読みました。大学受験の時に休み時間に本を読んでて「此の期に及んで!」と担任から怒られたものです。
好きな作家は、

ここ数年読んでたのは吉村昭。井上靖。
吉村さんは社会派。
ドキュメンタリーが好きです。

もっと最近は東野圭吾さん。
読みやすいです。

もっと前は宮部みゆき。宮本輝。

映画は、、、
う~ん見ないのよねぇ。2時間半じっとしてるのが辛い。じゃあ、芝居はどうなんさ?ってツッコミが聞こえそうですが、うん、実は芝居を見るのもあまり好きじゃないのだ~~~。

話が逸れました。
好きな映画は、

『小さな恋のメロディー』
『グラントリノ』
『ディズニーアニメの黒人のやつ(タイトル不明)』

、、、う~ん、思い浮かびません。ごめんなさい。

リレーブログ、次の方を紹介しましょう。
劇団気まぐれの長縄都至子さん。
大学生の頃からなんとなく知っています。
長縄ちゃんの同級生のゆかりちゃんと私は何度か一緒に芝居をやっていたので、彼女を通じて。

去年、久しぶりに企画したM,カンパニーの芝居『ヴァニティーズ』に出ていただきました。
名古屋では少ないTHE女優、という感じのする役者だと思います。

いつも優雅な長縄ちゃん。
「美の秘訣」なんぞ教えていただきましょうか。

では、よろしくお願いします。

ほり みか