ヨコヤマ茂未 さん

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永野昌也さん、この流れは大丈夫でしょうか。

導線がまちがっていやしませんか。リレーなんでしょう?
ヨコヤマ茂未と申しますがわたしは絵を描いております。絵を描くことにした演劇出身の、旅の者です。お世話になっております。ねえ、永野昌也よ。リレーなんでしょう?コースから外れるか、バトンが変形してるわ。無駄に悲観的になってしまうわ。

俳優、永野昌也が、スペインから帰って来た。お帰りなさい。そして電話をもらいました。
友人、永野昌也は大変ソフトな声でした。わたしは貴方からお土産をもらえるもんだと思ってうきうきしてしまったんだ。永野よ。わたしは自分の呑気な欲深さが嫌になりました。それから貴方の回ですが、「ご安心下さい。」って云えば云うほど、怪しいです。あと、はじめての方は貴方が怪優かどうか写真がないとわからないじゃないですか。それは、ひとり前の安藤鮎子さん、貴女もですよ。お願いしますよ。それから、永野、わたしが大活躍だと?申し上げます。

ほそぼそと絵を描いております。いつだって山あり谷ありでございます。そうしておりますと、お前、最近何やってんの?と云われます。絵を描いてんのと云います。御縁をいただき舞台のチラシの絵も描かせていただいております。ありがとうございます。機会と場所をいただいては様々に描きます。
随分トウがたってまいりました。大人の余裕はございませんのに、あとは余生なんじゃないかと思っています。余生ほど試される人生はありませんし、わからんちんのとっちめちんです。
若い頃より変な必死さです。そろそろパワースーツを買ってもらえませんか?永野よ、木から墜ちたナマケモノが地べたを這う姿ご存じですか?鮎子よ、わたしいまその状態に近い。もういいでしょうよ。なんだこれは。これが現状です。

それとは別で、芝居、舞台を楽しみにしています。君おもうゆえに我あり。礼。
質問ですね。はい。

Q.これまで扱ったことのない道具で今後の創作で使ってみたいものなどはありますか?

A.なぬ?

創作に使わないとだめなんですよねパワースーツ欲しいんですね。
道具ですね。はい。何でも使いたい。いや、わからない。ないかもしれない。絵を描くかぎり何でも使うのだと思います。あ。
竹。今これを書きながら思ったのは竹です。直径20センチくらいあるやつ。あの太い竹で竹ペン作りたいです。竹ペンは作ろうと思いました。もう。明日にでも。

リレーでしたね。
これはバトンです。

女優 火田詮子さんへ渡します。

一緒にイベント企画させていただいたり、光の速さでよくしていただいてます。
様々舞台へのひっきりなしの出演。大女優さんというか、大歴史さんです。尊敬しています。いえ、信頼しています。いえ、尊敬もしています。質問です。

Q.詮子さん、おそれながら次、どんな髪型にするんですか。

季節の変わり目どうぞ、ご自愛くださいませ。失礼いたしました。
礼。