小劇場PICO自主企画公演『あたしがドロシー!』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
本番直前の稽古場でしたが、非常に和気藹々としている現場が印象的でした。恐らく杜川さんの優しい人柄がこの空気感を出しているのではないかと感じました。
既にチケットは完売とのことですが、少しだけ当日券も出るようです。
企画公演の『その1』ということなので、今後もこのような公演が続くことを期待しています。
●杜川リンタロウさん(構成・演出)、後藤好子さん(出演)の話
今作品をやられるきっかけがあれば教えてください。
→杜川リンタロウさん(以下杜川):色々理由はあるんですけど、劇場を作ってしまったので、ここでやれる作品を作ろうと思ったのが最初のきっかけです。
演出をされる上で意識していることがあれば教えてください。
→杜川:役者を生かしたことをしたいなと思っています。個性とか特技を生かしてあげるのが一番かなと思っています。
今回は『オズの魔法使い』を原作として構成もされていますが、そこで気を付けていることがあれば教えてください。
→杜川:一応リスペクトはしているんですけれども、後藤さんが主役なもんですから、脱線しています。でも原作者自身も大衆向けに作っては変えて作っては変えてというのを繰り返していますので、楽しいものを作る分にはいいのかなと思っています。
普段後藤さんは俳優館等で活躍されていますが、今回は客演ということで、杜川さんの演出の特徴があれば教えてください。
→後藤:えー。すいません、誰か杜川さんの演出の特徴を教えてください(座組の皆さんから「大衆的」「叱らないです」「自由にやらせて貰っています」との声)。
→杜川:ぼく自身はいかに嫌がらせをするかを考えています(笑)。
→後藤:声楽家やイケメンダンサー、セクシー女優とか、ごった煮のように色々な方を揃えていてとても贅沢だと思います。あとは、なんでもやる方ですね。音響、照明、作演出、役者もされていますし。
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小劇場PICO自主企画公演『あたしがドロシー!』(ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」より)
作曲:渡邉康
構成・演出:杜川リンタロウ
会場:小劇場PICO
日時:2014年4月4日(金)~6日(日)
出演: 後藤好子・小瀬水素古・出口跳惟・伊藤早紀・西元佑・早川とものり・長浦恵・杜川リンタロウ