2026年2月7日(土)、8日(日)にメニコン シアターAoi(愛知県名古屋市)で上演する、森下真樹による舞台『森下真樹 ベートーヴェン《運命》全楽章を踊る』のメインビジュアルが公開。
世界を旅する写真家・石川直樹が切り取った愛知の海
撮影を手がけたのは、世界の辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続ける写真家・石川直樹氏。本公演では「自然との対話」が鍵となる第3楽章の振付も担当する石川氏の強い希望で県内での撮影が決定。ダンサー・森下真樹、ピアニスト・古田友哉とともに知多半島の日間賀島、篠島を巡り、シャッターを切りました。
メインビジュアルには篠島の浜辺で撮影された一枚を採用。黒いドレスの森下と黒いスーツの古田が海を背に力強く歩み寄る姿が、ベートーヴェンに魅せられ、その作品に挑み続けてきた二人のアーティストが大いなる“運命”と対峙する、覚悟や緊張感を伺わせます。
また、撮影時には愛知公演でのみ公開される第3楽章の特別映像も収録。歴史的にも文化的にも、会場のある愛知県の人間の営みを支えてきた「自然」の象徴とも言える知多半島の島々を巡ることで、土地の自然や歴史と出演者の身体を繋ぎ、単なる再演の枠を超えたコラボレーションを展開します。この映像は会場限定となるため、ぜひ劇場でその瞬間を目撃してください。
作品の見どころ
■再演を重ねるごとに進化し続ける、人気作がついに名古屋初上陸!
初演以来、各地で再演を重ね、高い評価を得てきた本作がついに名古屋に初上陸。上演のたびに新たな化学反応を生み、観客を魅了してきたこの舞台が、メニコン シアターAoiで名古屋限定版として上演されます。
■ダンスとピアノが”拮抗”する、唯一無二の舞台体験
本上演最大の特徴は、ダンスとピアノが対等に拮抗しながら作品を共創する点。「伴奏と踊り」という関係を超え、音と身体が互いに反応し、高め合い、時にぶつかり合う。その緊張感が、舞台芸術ならではの”ライブの熱”として観客に伝わります。
■異ジャンルの4人のアーティストが振付を競演
第一楽章:MIKIKO(演出振付家)/第二楽章:森山未來(俳優・ダンサー)/第三楽章:石川直樹(写真家)/第四楽章:笠井叡(舞踏家・振付家)
ダンス、演劇、写真、舞踏――異なる分野のトップクリエイターが参画し、ベートーヴェン「運命」全楽章をひとりのダンサーが踊り切る、大胆かつ稀有なダンス作品です。
■名古屋ゆかりのピアニスト・古田友哉による全編生演奏
名古屋市立菊里高等学校音楽科を卒業し、数多くの国際コンクールで入賞を果たすほか、ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのメンバーとの共演歴も豊富な、国際的に活動する実力派ピアニスト・古田友哉が全編をピアノ一台で演奏(F. リスト編曲版)。古田の繊細かつパワフルな打鍵が奏でる情感豊かな演奏が、『運命』が持つ緊張感と迫力をさらに引き上げます。
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『森下真樹 ベートーヴェン《運命》全楽章を踊る』
日程:2026年2月7日(土)14:00/8日(日)14:00
会場:メニコン シアターAoi(名古屋市中区葵三丁目21番19号)
出演:森下真樹(ダンス)、古田友哉(ピアノ)
振付:MIKIKO、森山未來、石川直樹、笠井叡
料金:一般4,000円/U25 1,000円/障がい者割引2,000円
Web予約:https://meniconart.or.jp/aoi_schedule/unmei_morishita/

