虚構オメガ『形而上オメガ』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
今回は一人芝居を中心に公演を構成されているとのことです。また、出演者も団員だけに絞り、完全に劇団員のみの作品ということです。
初期の頃のように、敢えて劇場では無いお店を舞台に作り変えて公演を打つということで、初期から知っている方は虚構オメガの原点を、最近知った方は違う雰囲気の虚構オメガを楽しめそうです。
●長谷川公次郎さん(作・演出)の話
――今回、どうしてこのような公演形式にされたのでしょうか。
長谷川公次郎さん(以下長谷川):劇団員だけで公演をやってみたいというのは前々からあったのですが、今回時期的にちょうどそれが実現できそうだったので挑戦してみることにしました。また、立上げ当時のような、雰囲気のある場所をお借りしてそこでしか出来ない公演を打つ、ということをまたやりたいと考えていたので、その辺も手伝ったと思います。
――一人芝居を中心にされているのはどうしてでしょうか。
長谷川:劇団員だけでやるのであれば、劇団員を最大限活用出来る形式ということで、自然とこのようになりました。ちょうど役者が3人いたので、3つの一人芝居と3人芝居というバランスの良い構成になったと思います。
――今作品を作る上で意識されていることはありますでしょうか。
長谷川:出来る限り俯瞰して見ることを意識しています。これまでももちろんやっていたつもりですが、今回はこれまで以上に距離感を取って大きく見るようにしています。また、場所の雰囲気を大事にすることは毎回意識しています。
――公演の見所を教えてください。
長谷川:今回劇団員の山口が諸事情があって退団するので、彼女の最後の舞台を見届けて欲しいです。個々の作品に於いても色分けをしながら作っていますので、最後まで飽きずに観られるのではないかと思います。
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虚構オメガ『形而上オメガ』
作・演出:長谷川公次郎
会場:大須モノコト
日時:2018年2月10日(土)~11日(日)
出演:宮出貴衣、山口柚実、菅沼了
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