アトミック☆グース『オイラーズサプライズ』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
20年も続けておられる老舗劇団です。初回からずっとコメディ。それもワンシチュエーションコメディにこだわって作られてきたそうです。
稽古を拝見させて頂きましたが、確かにひとつの空間の中で同時多発的なすったもんだが繰り広げられる光景はとても手慣れたもので、そこには職人的なイメージさえ感じました。
お客様に楽しんで帰って欲しいというコメントには非常に前向きな姿勢を受け取りました。
老若男女多くの方にお勧め出来る作品です。
●下郷鍵さん(出演)、西田正也さん(作・演出)の話
――普段アトミック☆グースさんはどのようなお芝居をされているのでしょうか。
下郷鍵さん(以下下郷):コメディですね。コメディ一筋です。
西田正也さん(以下西田):コメディしか書けないんです。他に興味が無くて。
下郷:来年20周年なんです。
西田:なのに16回公演なんです。
下郷:休憩しながらやっています(笑)。
――チラシにはシチュエーションコメディとありますが、普段からそうなのでしょうか。
西田:基本ワンシチュエーションです。オンタイムで進むものが多いです。
――演出でこだわっている所はありますか。
西田:役者が気持ちいいのはイヤです。そこを優先せずにお客さんが気持ち良くなって欲しいです。
――周りの人に喜んで貰うのが好きな劇団なんですね。
西田:そうですそうです。
下郷:せっかく来て頂いているのだから、楽しんで帰って貰いたい。
――役者さんへの演技指導で気を付けている点はありますか。
西田:過剰に演じ過ぎないようには気を付けているかな。
下郷:受けてる側としては、お客さんの目線は常に気を付けています。
西田:どう見えてるのかが重要ですね。
――今作の見所を教えてください。
西田:居酒屋でサプライズがダブルブッキングされてしまい、そのドタバタを描いています。基本は会話劇なんですけど、非常にテンポよく、最後まで飽きずに観られると思います。
下郷:巧妙な会話のやり取りがあって、そこから2転3転として、結末がどうなるんだろうというのをワクワクしながら観て頂けるのではないかと思います。
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アトミック☆グース『オイラーズサプライズ』
作・演出:西田正也
会場:千種文化小劇場
日時:2017年12月15日(金)~17日(日)
出演:下郷鍵(アトミック☆グース)、市谷もめん(アトミック☆グース)、小栗久史(座うたざ)、川瀬邦成(劇団エーアンドエーダッシュ)、小野由加里(アトミック☆グース)、大上羽純、牧野円香、佐藤弘也(演劇組織KIMYO)、伊藤楓、山口眞梨(劇団あおきりみかん)
詳細はこちら
http://atomic-goose.com/