日本劇作家協会東海支部『ど・どしのぎ祭』

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日本劇作家協会東海支部『ど・どしのぎ祭』の会議にお邪魔させて頂きました。

この日の会議は本番1週前ということで、かなり細かいところまで調整をされていました。

東海の劇作家が結集し、普段観られない彼らの素顔や、このイベントならではの作品もたくさん観られそうです。
更には全国から豪華ゲストを呼ばれているとのこと。

総力を結集してお客様を楽しませると意気込んでいますので、是非足をお運びください。

●鹿目由紀さん、刈馬カオスさん(出演)の話

――まず『どしのぎ祭』というのはどういうイベントなのでしょうか。

刈馬カオスさん(以下刈馬):『劇王』が一旦終了しましたが、戦いの後には必ず祭があります。再び劇王が始まるまでの期間、劇作家たちが総力を結集して祭を開こうという試みです。

――色々なプログラムが用意されていますが、まずは鹿目さんが関わるプログラムについて教えてください。

鹿目由紀さん:わたしは『劇王かてっ』というイベントに関わっています。劇王は短編を上演する企画だったんですけど、それと似た形式で短編を3本やり、わたしはその中の『海獣日和』を東海連合(劇作家協会東海支部の臨時ユニット)の演出として上演することになっています。他にも岩手の嵯峨さん、北海道の上田さんが招待作家として来られ、色々な所の色々なものが観られます。なおかつそこで俳優賞も決まります。非常に良い感じのイベントです。

刈馬:今回上演される上田さんの『キンチョーム』という作品を以前観たことがありますが、物凄く面白いです。会場どっかんどっかん大爆笑。オチもスカっとしていて、非常に良く出来た作品です。これは必見です。そして『海獣日和』は中学生の役を中学生が演じるという、大人がやっても出来ない瑞々しさが観られると思います。

――刈馬さんの関わるプログラムについても教えてください。

刈馬:ぼくは『ちゃんとした文士劇』の演出をやります。昨年急逝された瀬辺千尋さんの短編作品2本を上演致します。一本は『たみちゃんの西瓜』。客演に佐々木和代さんに来て頂き、他のキャストは全て文士です。普段舞台に立たない人が舞台に立ちます。もう一本『秋晴れ』という作品は、品川浩幸、鹿目由紀、そしてト書きがはせひろいちという最強の3人の組み合わせでリーディングを行います。稽古は順調です。しっとりとしていてとても見応えのあるものになりますので、是非ご観劇ください。

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日本劇作家協会東海支部『ど・どしのぎ祭』

会場:長久手市文化の家
日時:2015年2月7日(土)〜2月8日(日)

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