刈馬カオス さん

006

どもども。
宮谷くんから指名を受けました、刈馬演劇設計社の刈馬カオスと申します。

名古屋で生まれ、名古屋で育ち、名古屋で活動しています。
今の住まいは長久手です。LOVE名古屋。LOVE長久手。

最初は俳優を志していましたが、20歳から劇作・演出活動を始めました。

七ツ寺共同スタジオ30周年記念事業で作・演出を担当したのをキッカケに、劇団「メガトン・ロマンチッカー」を始動。4年間で短編を含む16作品を上演しました。代表作の1つである『モンスターとしての私』では、観客動員1000名を突破したほか、第16回テアトロ新人戯曲賞佳作を授賞。同劇団解散後、ユニット「テラ・インコグニタ」での活動を経て、2012年よりソロユニット「刈馬演劇設計社」を始動して、今に至ります。

自劇団以外にも作品提供をしており、谷本進(NEVER LOSE)による1人芝居『36』『ドッグウェーブ』は、全国各地のライブハウスで100ステージを越える上演がされています。昨年度は、オレンヂスタによるUSTREAM公演に、リーディング戯曲『シャベル男女』を書き下ろしました。

ワークショップ講師や芸能プロダクションでの演技指導、戯曲講座のほか、高校演劇大会審査員、G/pitチャレンジフェスティバル審査員などもしています。2011年からは、愛知淑徳大学の非常勤講師として授業を受け持っています。

作風としては、ギスギスした人間関係による会話劇を、時にはしっとり、時にはポップに描く、といったところでしょうか。殺伐としていながらも、切実に共有できる痛みを感じられ、かつ滑稽な人間性を見られる劇だと自負しています。シビアな題材を、エンタテイメント性を忘れることなく提示することを、強く意識しています。

さしあたり、5月に公演があるので、そちらを是非是非。
なんと、新作と再演の2本立てとなっています。

*******************************

刈馬演劇設計社
PLANー02 『クラッシュ・ワルツ』
PLANー03 『マイ・フェイバリット・バ――――――ジン』

2013年5月17日(金)-19日(日)
名古屋市青少年交流プラザ・ユースクエア

豪華キャストを揃えて、ガツンと力強い作品をお見せします。
詳細は、劇団ウェブサイトをご覧下さい。
http://karumaengeki.web.fc2.com/

*******************************

さてさて、宮谷くんからの質問にお答えしましょうかね。
「台本に煮詰まったとき、どうしたら書けますか」

あのね、そんなのね、こっちが教えてもらいたいわ!!!!!!!
毎回毎回、血を吐くほど苦しんで書いてますよ(一昨年、本当に血を吐いて入院しました)。
たぶん、「こうしたら書ける」なんてコツは誰も知らないんじゃないかな・・・。

まぁ、それでも1つ言えるのは、「とにかく机に向かうこと」。
私が発明した方法ではありませんが、机に向かわずして書けることはありません。
何にも思い浮かばなくて良いから、とにかく机に向かって、PCを立ち上げる。
この「PCを立ち上げる」というのも厄介で、煮詰まった劇作家は、電源ボタンを押すことさえ辛く苦しいのです。
だから「よっしゃやるぞ!」と気分が高まるのを待つと、いつまでPCの前で硬直することになります。
歌なんか唄ってヨソ事考えながら、フフーンと電源をポチッとする。これが大事。
んで、wordを立ち上げたら、他に何もしない。ケータイもいじらないし、資料も読まない。
ひたすらに画面を見続けます。そうすると、いつか何か思いつくのです。

と、まぁ、この原稿を書いているのは、いま抱えてる台本が煮詰まっているからで、まさにヨソ事をしているわけでダメなんですけどね。えぇ。

次のバトンですが、「星の女子さん」主宰の渡山博崇さん、お願いします。
彼は、最近懇意にさせていただている劇作家で、独特の劇世界を「ヘンテコブラックメルヘン」と勝手に名づけました。
妻が、ここで女優をしているので、そちらもご注目ください。

渡山さんへの質問は・・・・「どんなときにアイディアが生まれますか?」
ブラックメルヘンな人ですから、「お星様が話しかけてくれるの」といった答えではないはずです。
「ヒキガエルの腹をかっさばいたら出てきた」なら言いそうです。

期待!!