チーム・クレセント『雛』『キップ拝見』のゲネを見学させて頂きました。
今回はチーム・クレセントの第一回公演として、一人芝居の二本立てとなっています。両作品とも戦争を題材としていますが、出演のお二人にはとても熱の入った演技を見せて頂きました。
非常に丁寧にじっくり作られた作品です。高齢者の観劇が多いそうですが、若い方にもお勧めの作品です。
●坂本大地さん（出演）のお話
敢えて今、戦争を扱った作品をやろうと思ったのはどういう経緯があったのでしょうか。
→戦後60年ですよね。それでその間に日本では戦争は無かったんですよ。でも最近またキナ臭くなってきていて。100年も経ってないし、あり得るということ。絶対無いということは無い。だからもう一度戦争のことを考えてもいいんじゃないかな。今は平和だけど、昔は戦争をしょっちゅうやってた国なんですよ。だからそのことを、平和を知る為にね。
●片山美穂さん（出演）のお話
一人芝居ということですが、苦労した点はありますか。
→一人芝居の役者の苦労というより、今回初めての企画制作で、しかも半分役者として受け持つということで、仕事のスイッチを切り替えるのが難しかったです。でも、ただ役者としてやるよりは、お客様ひとりひとりの重きを感じられるから、そういったものを受けて舞台に立てるというのは良かったです。今後もこのようなスタイルで、西村滋さんの作品のシリーズ化を目指し、地方を回るということをやりたいですね。
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チーム・クレセント 第一回公演『雛』『キップ拝見』
作：西村滋
演出：伊藤勝昭
会場：愛知県芸術劇場小ホール
日時：2012年10月24日（水）
出演：片山美穂・坂本大地