劇団B級遊撃隊『朝顔』

Print

劇団B級遊撃隊『朝顔』の稽古場にお邪魔させて頂きました。

今回はB級遊撃隊恒例のアトリエ公演ということで、アトリエ内には着々と舞台美術が進行しており、そこで稽古が進められていました。

この日の稽古も神谷さんの演出の元、何度も何度も丁寧に同じシーンを繰り返していました。

今作は映像だったり朗読だったり、これまでB級遊撃隊ではあまり観られない演出がいくつかあるようで、どのような完成形になるのか非常に楽しみです。

●神谷尚吾さん(演出)の話

――今作の演出でやってみたいこと意識されていることを教えてください。

神谷尚吾さん:今回映像を使います。B級では珍しいと思います。台本を読んでその方がいいかなと思いまして。凝った映像では無いのですが、絵コンテは自分で全部書きました。あとはとにかく丁寧に丁寧にやろうって所ですね。

●吉村公佑さん(出演)の話

――舞台に立つ上で意識していること、気を付けていることがあれば教えてください。

吉村公佑さん:自分一人でやらないって所ですね。どこでもいつも通りという感じです。何も考えていないので(笑)。

●佃典彦さん(作・出演)の話

――今回の話を書くきっかけがあれば教えてください。

佃典彦さん(以下佃):まずは香港に持って行く用なので、出演者は3人くらいと決めていて。あとは一人称の小説みたいな台本を書いてみたいなと思っていました。なので女性の朗読が続く場面があったりもします。

――朝顔のツルが部屋中に巻き付いているというアイデアはどこから生まれたのでしょうか。

佃:これ(ツル)は前回の『ぬけがら』の時に買ったんです。で、捨てようかと思ったんだけど……。ようするに買ったからです。

――劇場では無く、敢えてアトリエで公演をやる意図はありますか。

佃:稽古空間からそのまま本番になだれ込み、そこにお客さんが入る。そういうことがぼくは凄くいいなと思うんです。『泣いた赤鬼』じゃないけどお菓子あります的な(笑)。

+++++

劇団B級遊撃隊『朝顔』

作:佃典彦
演出:神谷尚吾
会場:姫池052スタジオ
日時:2014年11月22日(土)〜24日(月)・11月28日(金)〜30日(日)
出演:佃典彦・山口未知・長嶋千恵・吉村公佑

詳細はこちら
http://www.bkyuyugekitai.com/