孤独部では、ワークショップや他劇団の方を交えた稽古場見学に力を入れているようで、この日も他劇団の方が一緒になって稽古をされていました。
私も主宰のかしやましげみつさんのご厚意で、稽古始めのアップに少し参加させていただきました。
孤独部の稽古では音楽を多く取り入れて行っており音楽と一緒に体を動かしたり、時には歌ってみたりと様々な表現を用いたものでした。
今回は男4人の生活空間を舞台とした会話劇で、その場の雰囲気や登場人物それぞれの空気感をとても大切に共有して作り上げているように感じました。
インタビュー中に今回の劇の雰囲気を伺ったところ、出演者の方から「ほっともっと!」という声が上がったりなど、とても楽しい稽古場でした。
●かしやましげみつさん(作・演出)の話
今回の見所を教えてください。
→あったかいお話にしようと思っています。年の瀬の透いた気持ちの中でほっこりとしてもらえたらと思います。
今回は、今までの孤独部の作品に比べて登場人物が多いように感じますが・・・
→僕自身、ひとり暮らしをはじめたりと、生活が変わったので今までとはまた違った心境で色々なことに臨んでいきたいなと思っています。
ミソゲキに来てくださる今まで演劇を見たことのなかったお客さんに対してどんな所に注目してもらいたいですか?
→今回、人肌の温かさをテーマとしています。演劇を見たことが無い方でも共感してもらえる部分がきっとどこかにあるはずなので、この舞台を見て何かに気づいてもらえたら嬉しいです。
最後にミソゲキに対する意気込みをどうぞ!
→僕は単独公演よりもライブハウスイベントのような、人と人の縁が繋がる舞台のほうが好きなので、今回ミソゲキという大きなイベントで沢山の人と関わることができ、また沢山のお客さんに見てもらうことができるのでとても嬉しいです。
[写真・文:宮出貴衣(愛知学院大学演劇部”鯱”)]