虚構オメガ『雨垂れは心に遠く』の稽古場にお邪魔させていただきました。
今回の稽古では、始めに衣装合わせがありました。出演者が女性ばかりということもあり和気あいあいと盛り上がっており、途中お互いに記念撮影をするなど、とても楽しそうな雰囲気でした。
そんな仲の良い稽古場ですが、主宰の長谷川公次郎さんが声をかけると、心地よい緊張感の中、稽古が進んでいきました。
マシンガンリーディングやアテレコなど、特徴的な演出の多い虚構オメガですが、今回も独自の道を突き進んだ面白い舞台になりそうです。
●長谷川公次郎さん(作・演出)の話
今回の見所を教えてください。
→ミソゲキでは他の劇団には無いようなトリッキーな芝居をやりたいと思っています。今回のお芝居でもリーディングという形をとっていますが、それだけではなく、お客さんが目で見ても楽しめるようなものを試行錯誤しつつ作っています。
今回、女性キャストばかりですが稽古場の雰囲気はどうですか?
→出演する皆は真面目な人たちばかりですし、役者としての技術面よりもそれ以上に人間として精神的に向上心を持った、演劇を楽しめる人ばかりを集めたのでとても良い雰囲気だと思います。
ミソゲキという窓口の広いイベントですが、演劇を見たことが無いというお客さんに感じてもらいたい事はありますか?
→お芝居と一言で言っても様々なものがあり、また小劇場にも色々なものがあるので、その中でも虚構オメガのように変わったことをやっている劇団もあるんだなと知って欲しいです。
最後にミソゲキに対する意気込みをどうぞ!
→今回、県外劇団も出演するということもあり、去年よりもさらに注目度が上がったイベントなので、虚構オメガはこういうことをやっているぞ!とアピールできれば良いなと思います。
[写真・文:宮出貴衣(愛知学院大学演劇部”鯱”)]