阿吽:ミソゲキ2019、C組出演団体のティンク『ラクモリーサ』出演の足立友恵さん・足立春佳さんにお話をお伺いしました。
お姉さんの友恵さんは仙台から妹さんの春佳さんがいる岐阜に毎回稽古に来て、とんぼ返りされているそうです。
お互いのことを信頼し、尊重し合う仲良し姉妹による2人芝居。誰よりも長く話してきた2人の会話を舞台上で観られるのが楽しみです。
●足立友恵さん(脚本、演出、出演)、足立春佳さん(出演)の話
――今回の見所を教えてください。
足立友恵さん(以下友恵):2人とも幼少期から習っているジャズダンスですね。姉妹っていうのを活かせる作品になっていると思います。2人の実際のエピソードを元に役作りをしていて、姉妹ならではのお話になっています。
――稽古場の雰囲気を教えてください。
友恵:姉妹だからこそわかる共通の概念があるので、やりやすいです。他人に伝えるとき10言わないと伝わらないことも2,3個言えばなんとなく伝わりますね。
――好きな劇団はありますか。
友恵:劇団四季です。最近観たのはパリのアメリカ人ですね。本場の方の振付師さんが、すごい。自分も振付をするので、どれくらい複雑な構成なのかがわかるんです。今の自分にはできないけれど、少しでもそこに近付きたいと思える振付に興味が湧きました。
――ミソゲキ2019の他の団体さんで気になっているところはありますか。
足立春佳さん(以下春佳):劇団@nDANTEさんのお芝居を一回拝見したかったので、今回ご一緒できて嬉しいです。以前、山形に公演でいらっしゃってて、自分は観にいけなかったんですが評判が良かったので観てみたかったです。在り処さんはどういう感じ作品をされるのか興味があります。
友恵:ミソゲキユニットさんはどういう流れで組み合わさってできた団体なんだろうというところから、一番注目してるところです。
――最後にミソゲキに対する意気込みをどうぞ。
春佳:経験は少ないのですが、皆さんと同じ舞台に立つからには観た方が時間にもったいなかったと思わせないためにも、ギリギリまで頑張りたいです。
友恵:INDEPENDENTを観て、こうやっていろんな団体を観れるのいいなと思って参加しました。自分の劇団でお芝居をするとなると、自分の劇団に興味がある方しか来ないと思います。でも、ミソゲキのような他の団体さんとグループを組む形だと、私たち目的だけじゃないお客さんがいらっしゃる。これはすごいチャレンジだと思うんです。そこでお客さんにちゃんと届けられるお芝居を作りたい、自分たちが好きな舞台に改めて向き合ってみたいです。妹の表現の幅をどこまで広げられるかが、演出としての自分の意気込みでもあります。
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阿吽:ミソゲキ2019|ティンク『ラクリモーサ』
作:足立友恵・今野快
演出:足立友恵
会場:ナンジャーレ
日時:2019年12月30日(月)15時、31日(火)15時
出演:足立春佳、足立友恵
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https://nagoyatrouper.com/misogeki/
[写真・文:水谷もか]