PICO企画公演『あたしがハイジ!』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
新しい劇場に移っての初めての企画公演とのことです。ダンス練習を中心に拝見しましたが、それだけでも芝居の楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
以前は近距離での芝居が楽しめるスペースでしたが、新しい劇場はその雰囲気は残しつつも、より芝居を楽しめる空間になっています。
相変わらずはちゃめちゃですが、だからこそ楽しい、そんなお芝居がまた観られそうです。
●杜川リンタロウさん(構成・演出)、後藤好子さん、斎藤美七海さん(出演)の話
――PICOが新しくなって、何か変化したことはありますか。
杜川リンタロウさん(以下杜川):立地が良くなって、あと広くなりましたね。今回が移動して初めての企画公演となります。
――毎回色々なモチーフをベースにして作品を作られていますが、今回はどのようなものを選ばれたのでしょうか。
杜川:今回はハイジなんですけど、他にも世界名作劇場がちょっと入ってくるかもしれません。なので30代くらいの方がメインですね。出演陣でも20代くらいになるとハイジを見たことがなくて。ぼくも結構びっくりしたんですけど。後藤さんが主役なのはほぼほぼ決まっているので、何をさせたら面白いかなという所からいつも始まっています。
――30代がメインということですが、杜川さんが作る作品は毎回お子さんが沢山来られていて、とても楽しそうに観ている印象があります。
杜川:そうですね。後藤さんが走り回る姿がお子さんの共感を呼ぶ所はありますね。
――今回も色々な俳優陣が出ていますね。
杜川:後藤さんが毎回引っ張って来ます。共演してみたい人ということで。基本後藤さんが引っ張って来るか、指名になります。
――今作でやってみたいこと、目指しているものはありますか。
杜川:大前提として4月のこの公演は、観た人が後藤さんが元気良くて面白かったと気分良く帰って欲しいですね。
――(後藤さんに)今作の見所を教えてください。
後藤好子さん:それはわたしが可愛い所かな。
杜川:でもそこはあります。後藤さんの可愛い所。でも後藤さんが自分で思っている可愛さと他人のそれとは違うので、そこをどう出すかですね。
斎藤美七海さん:わたし今回初めて参加してるんですけど、普段関わらないジャンルの人とやれるのはとても楽しいです。後藤さんとはスーパー一座で一緒だったんですけど、それ以来なので、そのパワーに負けないようにしたいです。ガチで役者で生きていくという先輩達とやるのはこちらの心構えも変わりますし。勉強させて頂いています。
杜川:言葉の選び方がうまいですね(笑)。
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PICO企画公演『あたしがハイジ!』
構成・演出:杜川リンタロウ
ピアノ生演奏・作曲:田中由美
会場:PICO2
日時:2017年4月7日(金)~9日(日)
出演:後藤好子、西元佑、内野一、平野萩、八代将弥、伊藤茜、斎藤美七海、杜川リンタロウ、など