即興演劇バトル『THE SAN-DAI』を企画する中内こもるさんにお話を伺いました。
芝居をしながらお笑いライブにも関わったり、最近はポエトリースラムジャパンの日本代表になったりと色々な所で活躍する中内こもるさん。
今回は自身の活動を最大限生かした即興演劇バトルを行うとのこと。役者から素人まで本気の即興演劇が一挙に観られます。
名古屋ではなかなか見られない企画なのでルールや楽しみ方等を聞いて参りましたが、普段とはまた違った視点で演劇を楽しめそうです。
●中内こもるさんの話
――今回の企画をやろうと思われたきっかけを教えてください。
中内こもるさん(以下中内):元々ぼくが『パワポカラオケ』(ランダムに出てくる画像に対して即興でプレゼンをするゲーム)という競技の日本一で、2015と2016に二連覇してるんですけど、その名古屋大会の会場が『ナゾ・コンプレックス名古屋』だったんです。そこから平日に何かやってみませんかというお誘いが以前からありまして。そんな折、専門学校で学生に落語の三題噺のようなお題を与えてエチュードをさせてみたら盛り上がりまして。それでこれを大会に出来ないかなと思った時にその話を思い出したんです。あとは、パワポカラオケだったり、大喜利だったり、ポエトリースラムだったり、局所的にスポットライトを浴びることがあったんですが、それらを自分がやってることに活かせないかなと。あと、こういう形式だと稽古がいらないので。
――最近は『ポエトリースラム』の日本代表にもなったそうですね。
中内:大元を辿ればぼくは構成作家をやっている関係で、面白い人がいないかなと常に探しているんですけど、大会1週間前にそれを見つけまして。自分で作ったポエムを自分で朗読するんですけど、勝ってしまって。流石に全国はと思ったんですけど、それも0.1ポイント差で優勝しちゃって。
――即興バトルと書かれていますが、どのようにバトルするのでしょうか。
中内:トーナメント制にしていまして、5人1組くらいで、お客様から貰った3つのお題を即興で3分間の一人芝居にして、お客様の投票で勝ち上がりを決めます。総勢17人の予定です。また、当日は椅子を一脚だけ用意しようと思っています。使う使わないは自由で、服装も自由です。
――中内さんは出られるのでしょうか。
中内:ぼくは出ないです。出たら優勝しちゃうと思うので。こいつには敵わないという人がいたら出ようと思います。いや本当は公平性の為です。誰か別の人が企画してくれたのであれば出たいくらいなんですけど。
――中内さんの活動は即興的な要素のものが多いと思うのですが、そこにこだわりがあるのでしょうか。
中内:元々大喜利が好きだったので。じっくり考えた上で出すよりもその場その場で面白いものを出す方が向いてるんじゃないかと。
――最後に見所を教えてください。
中内:もちろん役者も出るんですけど、演劇経験の無い会社員や芸人も出ます。それって大会として凄く健全だと思っています。そういった人達が役者に勝っちゃうこともあるでしょうし、追い詰められた人間の姿を。それも含めた全てが見所です。そこからどういった素晴らしい即興劇が観られるのか、観て欲しいです。飲食も出来ますし、ライブ感覚で観に来てください。
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即興演劇バトル『THE SAN-DAI』
会場:ナゾ・コンプレックス名古屋
日時:2017年3月29日(金)
詳細はこちら
http://plaza.rakuten.co.jp/komoru/diary/201703060000/