劇団eggplant★劇団獅子『星くず』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
この公演は『劇団eggplant』と『名城大学劇団獅子』の合同公演ということです。立ち上げ10年の劇団と学生劇団とが合同で公演するのはとても珍しいのでは無いでしょうか。現場は非常に和気藹々とした雰囲気で稽古を進められていました。
学生さんたちの生き生きした演技と、経験ある劇団とがどのようにコラボレーションして作品を立体化していくのか。非常に興味深いです。
●四釜里絵さん(演出)の話
――今回合同公演をされることになった経緯を教えてください。
四釜里絵さん(以下四釜):元々eggplantと獅子さんとは繋がりがありまして。これまでもスタッフであったり役者であったりを色々お願いしていたんです。そんな中でエグプラは女の子だけ、獅子さんは男の子だけ。だったら一度一緒にやったら面白いものが出来るんじゃないかなと思いまして。わたしの方から話を持ち込みました。
――学生の皆さんと一緒に作品作りをする上で意識されていることがあれば教えてください。
四釜:学生さんが主になっているので、彼らの中にある元気さはとにかく出していけるようにしたい。ただ、まだまだ荒削りな部分もあるので、クオリティ面でもスキルアップ出来るよう、極力演出を細かくしたり、実体験をさせながらやるようにしています。電話のシーンだったら実際に電話を掛けさせるとか。実際に経験をしてその空気が分かってくると演技に幅が出ますし、それ以上のことも考えられるようになる。また、エグプラはどちらかと言うと心情的に訴える話が多いのですが、そういう部分も入れつつ、学生さんのパワーをなんとか引き出せないものかとうちの作家のみちるに話をしたらこの話を書いてくれました。
――作品の見所を教えてください。
四釜:ごくありきたりな恋愛コメディーにはならない。そういうキュンキュンするような部分も入れつつ、誰もが思ってきているような大切な出会いと別れを感じて頂けたらいいなと思っています。
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劇団eggplant★劇団獅子『星くず』
作:みちる(劇団eggplant)
演出:四釜里絵(劇団eggplant)
会場:G/PIT
日時:2014年11月21日(金)〜11月23日(日)
詳細はこちら
http://eggplant.chu.jp/