愛知淑徳大学演劇研究会「月とカニ」『finaREtter~フィナーレター~』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
今回の公演で脚本、演出ともにはじめての経験で、月とカニ新体制での試みとなるそうです。
上級生5人に対し1年生が15人とフレッシュな顔ぶれとなっています。手さぐりながらも面白いものをつくろうというパワーが感じられました。
●捨札卡さん(脚本)、山田涼兵さん(演出)の話
今作品を書くことになった経緯があれば教えてください。
→捨札卡さん(以下捨札):別サークルでみたタイムマシーンが題材の映画がけっこう面白くて、自分もタイムマシーンものが書けたらいいいなと。前から理屈っぽいものが書けたらいいなと思っていたけど結局難しくて。理屈を長くこねるんで、すぐぱっとかけるものでも、趣味で書くにも重たいなと思って書かなかったのですが、この機会に書いてみました。
難しい内容なのでしょうか。
→捨札:難しいというよりは訳のわからないことを言わせようと思ったんですけど、それっぽいけどこいつ何を言ってるんだろうっていう、バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクだったりがごねてる理屈みたいなことを。書いてるうちに自分自身がわけわからなくなっちゃって、それでわかりやすく作ろうと。だから難しい話ではなくなりました。
見どころがあれば教えてください。
→山田涼兵さん:なるべく原作に忠実に、それをモットーにしています。たくさん訂正はありましたが、自分がイメージした形どおりに作り上げようと思ったのが第一歩でした。いろんなキャラクターが主人公にかかわっていき、彼が夢に挫折したり夢に前向きな考えを取り戻しながらタイムマシーンを作り上げる夢を実行するハートフルな話です。
→捨札:今回大道具も兼ねてるのですが、みんなで頑張って協力して出たアイデアが形になったのを是非見てほしいです。
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愛知淑徳大学演劇研究会「月とカニ」『finaREtter~フィナーレター~』
脚本:捨札卡
演出:山田涼兵
会場:ナンジャーレ
日時:2014年8月29日(金)~31日(日)
詳細はこちら
http://www.geocities.jp/tsukikani/
[文:星野奈々]
[写真:岩田大輝]