阿吽:ミソゲキ2019|fuzzy m. Arts『じぶんごっこ』

阿吽:ミソゲキ2019、B組の出演団体fuzzy m. Arts『じぶんごっこ』の稽古場取材へ伺いました。

fuzzy m. Artsさんは、2001年4月の旗揚げ以降、継続的に年に1~2回の上演を行い、今年30回目の本公演を迎えたそうです。

今回、ミソゲキには初参加。「楽しく笑えて、ちょっと切ない」という作風とのことですが、ミソゲキでは作と演出を別々に、普段とは違う団員の方が行うということで、どのような作品になるのかとても楽しみです。

●愛野むっちさん(演出)、後藤かなえさん、矢藤ちせさん(出演)、石田まさかづさん(脚色、演出助手)の話

――ミソゲキに参加しようと思ったきっかけは?

今年はメンバー各々の客演活動を積極的に行ってきましたが、5月の本公演以外は団体としての大きな活動はありませんでした。そこで、イベントや企画への参加を検討していたところ、昨年ミソゲキを観たメンバーから参加の提案があり、今回の応募となりました。

――ミソゲキ参加団体で気になる団体さんは?

後藤かなえさん(以下後藤):実は緊張しないように、他団体は意識しないようにしています・・・。ある意味全ての団体さんが気になっています!!

矢藤ちせさん(以下矢藤):岩塩ソルベ出演のしおまめさんとは、以前ワークショップで一緒だったので楽しみです。

愛野むっちさん(以下愛野):以前くじら座なごやさんの公演を拝見した際に、作品の完成度が高く、また利藤さんをとても達者な役者さんだなぁと思いました。今回も、素敵な舞台を是非客席で観たいです。

石田まさかづさん(以下石田):岩塩ソルベ出演の吉田さんとは共演したことがあり、同じ企画でご一緒できるのが嬉しいです。また、東京からの凱旋となる劇団んいいさん、トップクラスの脚本・演出・役者が揃ったミソゲキユニットも企画ならではと思います。

――好きな劇団さん、作家さん、役者さんなどは?

矢藤:川井ケージさん。以前拝見した舞台での、空気感や震える演技が凄かったです。

愛野:星の女子さん。今年観た作品が可愛くて、あの中でお芝居をしたいなと思ってしまいました。今回の作品では「可愛い」を意識しているんですが、何とか「可愛い」雰囲気を出せたらなと試行錯誤しています。

石田:オイスターズ&平塚さん。自分のやりたいことと全く違うので、純粋に作品が好きですし楽しんでいます。

――ミソゲキへの意気込みをお願いします。

後藤:ファジィでは数人でキャストの数の倍くらい登場人物が出る作品が良くあり、私もいくつかの役を毎回頂いてます。今回は、メインの1役となりますので、全力で挑みたいと思います。2人芝居が初めてなので、矢藤さんと楽しんで作品を創りたいです。

矢藤:いつもの私たちの作品とは色々異なりますが、初めての方には本公演を観たいな、と思ってもらえる様、ファジィの色を出せたら良いなと思います。今回はメンバー全員からそのエッセンスを注がれているので、fuzzy m. Artsという団体の面白さも感じて頂けたら嬉しいです。

愛野:本公演では真っ白な布で覆われた舞台が基調なのですが、今回はいつもと真逆の黒い舞台。可愛らしい小物をあちこちに置いたりして、いつもと違う雰囲気を出せたらなと思っています。とはいえ、いつものファジィの作品創りも忘れず、他のメンバーと共に仕上げていきたいと思います。

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阿吽:ミソゲキ2019|fuzzy m. Arts『じぶんごっこ』

脚本:鞍本里津
演出:愛野むっち
脚色、演出助手:石田まさかづ
会場:ナンジャーレ
日時:2019年12月29日(日)19時、31日(火)11時
出演:後藤かなえ、矢藤ちせ

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