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この度、自身初となるアカデミー賞®《作品賞》(エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェンと共に受賞)、《監督賞》に輝いたクリストファー・ノーラン監督と、日本初となる《視覚効果賞》を受賞した『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督による対談が実現しました。
また、特別対談映像のご案内にあわせて、著名人からのコメントが到着。
渡辺謙ら著名人からのコメント
『バットマン ビギンズ』(2005)、『インセプション』(2010)でノーラン監督作品に出演した渡辺謙は、「「クリス・ノーラン」僕にとってだけでなく、多くの観客の脳内をかきまわす監督である。今も、この世界を終わらせてしまうかもしれない爆弾を作った男が、細やかに、エキセントリックに描かれていた。彼の幻覚の中にある、被曝の実態を世界はどう見てくれたのか。日本の観客にとっても観ておくべき作品なのだと思った」。
カイ・バード、マーティン・J・シャーウィンによる上中下三巻に及ぶ「オッペンハイマー」を原作に、緻密に脚色したノーランの脚本について、『日本のいちばん長い日』(2015)の原田眞人監督は「ノーランの緻密な映画力学に圧倒される」、『福田村事件』(2023)の森達也監督は「断言できる。間違いなくノーランの最高傑作だ」。
IMAX®65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラで撮影された没入感について、白石和彌監督は「凄まじい映画体験」、樋口真嗣監督は「かつて体験したことのない人生が体感できる」と驚嘆、女優、作家、歌手の中江有里も「見る芸術じゃなく、体感する芸術だ」、政治学者の前島和弘も「オッペンハイマーの心の動きを追体験できる」と語り、計算機科学者の落合陽一は、難しい映画という先入観に対して、「難解か?そんなことはない、何より単純に原子爆弾の圧倒的エネルギーの暴力性が音と光で満ち溢れ、我々の脳裏に様々なカタルシス、畏怖や悲しみを想起させる」、物理学者の橋本幸士も「人類に問いかける、傑作」とし、緻密な脚本と演出力に対して、評論家の芝山幹郎は「ノーランはめざましい手腕で描き上げる。情感やオブセッションを「積み重ねる力」に眼をみはった」モデル、タレントのトラウデン直美は、「被爆国日本に住む私たちはこの映画から何を感じ、どんなメッセージを世界に伝えられるのでしょうか」と問いかける。
そして、広島と長崎からもコメントが寄せられた。元広島市長の平岡敬は「彼が感じた世界の破滅への危惧は、いま現実となってわたしたちの世界を覆っている」、広島出身で「世界の片隅で」の漫画家、こうの史代は「「核兵器は狂気の天才のしわざ」なんて逃げ道は、この映画にはありませんでした」、長崎県被爆者手帳の会友の会 会長の朝長万左男は、「これは核なき世界が遠のきつつある現在の世界の根本問題にもつながる。ここにノーラン監督の政治家の責任を追求する秘めたメッセージが感じられるのである」、とコメントを寄せている。
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『オッペンハイマー』
第96回アカデミー賞® 《作品賞》含む最多7部門受賞
クリストファー・ノーラン監督最新作
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン
出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー
原作:カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン 「オッペンハイマー」(2006年ピュリッツァー賞受賞/ハヤカワ文庫)
2023年/アメリカ 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画 R15
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