星の女子さん『回転木馬のデッドエンド』の稽古場にお邪魔させて頂きました。
このところ活動の活発な劇団が出て来た中で、堅実に実績を重ねている劇団です。作演出の渡山さんは元々お笑いを志していたこともあってか、くすりと笑える言動を随所に入れてきますが、今公演でもそのセンスは健在のようです。
●渡山博崇さん(作・演出)、岡本理沙さん(出演)の話
今回の公演での見所を教えてください。
→岡本理沙さん(以下岡本):女の子が可愛いです。可愛い女の子ばかりを集めました。
→渡山博崇さん(以下渡山):おっさんがとても渋くて格好いいです。
→岡本:それだと八代さんが余っちゃうでしょ(笑)。
→渡山:あと八代さんも格好いいです。今回はとても良いキャスティングが出来たと思います。ひとりひとりの人の立ち方を見て欲しいですね。それぞれが葛藤しながら立っている姿を見て貰えればと思います。
→岡本:個人的には神谷さんとコヤマさんのシーンが一押しです。他で観る事がそうそうないと思います。
●長嶋千恵さん、鈴木亜由子さん(出演)の話
渡山さんの演出を受けてみて、他とは違うところ、特徴があれば教えてください。
→長嶋千恵さん:理屈ではない間みたいなものがあるなと思います。ここで普通は振り向かないだろうなというところでも、絵として面白いというプランを持って演出している方だと思います。そういう絵として面白いという演出は他では見た事がなかったので。あと今回はソロの歌を頂いたんですけど、見てた時は「あ、面白い」と思っていたのですが、まさかこんなに恥ずかしい気持ちになるとは思わなかったです。なので、今は自意識との戦いをしています(笑)。
→鈴木亜由子さん:渡山さんは突かれたくないところを凄い突いてくる人で、「そこ言う?」ってところをパシっと言ってきます。逃げられないというか。手が抜けない。全部お見通しで、自分が思ったところも分かっちゃうから、凄いちゃんとしないといけないなと思う反面、信頼して出来るなと思います。
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星の女子さん『回転木馬のデッドエンド』
作・演出:渡山博崇
会場:七ツ寺共同スタジオ
日時:2013年7月12日(金)~14日(日)
出演:岡本理沙・鵜飼七菜子(電光石火一発座)・鈴木亜由子(ザ・シャカリキ)・棚橋愛(フリー)・元山未奈美(フリー)・いまいΣ(劇団「放電家族」)・長嶋千恵(劇団B級遊撃隊)・八代将弥(room16)・神谷尚吾(劇団B級遊撃隊)・コヤマアキヒロ(劇団ジャブジャブサーキット)