投稿者「名古屋演劇アーカイブ」のアーカイブ

髙橋知美 さん

こんにちは、はじめまして。
福岡を拠点に演劇制作をしております、髙橋知美と申します。
劇団の俳優兼制作として9年、
福岡市文化芸術振興財団の事業コーディネーターを経て、
今はフリーの制作者として演劇に関わっています。

今回バトンを回してくれた、“はしこ”こと橋本理沙さんは、
初対面の人と打ち解けるのに、1秒もかからない
すごいコミュニケーション能力の持ち主。
時々、凡ミスやトラブルを巻き起こすのが、玉に瑕。
付き合いも長く、同じキューズリンクのメンバーなのに
このブログリレーの私の名前表記も、
間違えてますよ~はしこさん。
それでも、「しょうがないな~、はしこは」
と思わせる、可愛い人です。

はしこからの質問「今一番はまっていること」。

福岡の中心部にビルを1棟保有していて、
1階はカフェと劇場事務所、2・3階が劇場、
4階に稽古場と宿泊所、5階が自宅になっています。
普段は劇場事務所で、年間上演レパートリーの選定、
地域の人と盆踊りなどの行事の打ち合わせ、
学校へのアウトリーチ、ワークショップのコーディネート
などを行っています。
目下の悩みは、事業費をいかに獲得するかで、
補助金や助成金情報を見つけては、申請を検討しています。

・・・・・というのは、すべて妄想。
そう、これにはまっています。

私は小屋(劇場)ばばあになるのが、長年の夢なんです。
昔の学園ドラマによくあった、
掃除のおばちゃんは、実は理事長だったというパターンで、
劇場の掃除おばちゃんは、実は劇場オーナーというのが理想的。
しかし、現実にはオーナーになれるほどの財力がないので、
年末ジャンボやナンバーズを購入しては、
つくりたい劇場、そこでやる企画の妄想をしています。
当たり前ですが、劇場をつくって、運営するって
考えなければならないことが、多岐にわたるんですよね。
ジャンボでも10億しか当たらないのに、
いや全くもって当たってもいないのだけど、
予算関係なく妄想するのは、本当に楽しいものです。
夢は言葉にして、人に話さないと実現しないと言いますから、
ここでお話しすることで、実現するといいなと思っています(笑)

自分の住む街に、演劇と出会う場=劇場を作りたい!という夢の根底には、
沢山の人に演劇と出会ってほしい、触れてみてほしいというのがあります。
それは、私自身が演劇と出会えたこと、
演劇を通してしか得られない経験をしていることが、
幸せだな~と常々感じているからなんだと思います。
演劇、作品そのものの持つ力や面白さ、
素敵な人や瞬間との出会いを作ってくれることはもちろん、
今、ここで、ここにいる人たちでしか生まれ得ない事は、
ずっと演劇に関わり、経験を積んでも、
全てが初体験のように新鮮で、大きく心動かし、何かを教えてくれます。
私が感じている演劇の魅力を、これからも、
人に伝えていけたらいいなぁと思っています。

せっかくなので今やっていることの宣伝も一つ。
宮崎を拠点に活動する
劇団こふく劇場(http://www.cofuku.com/)
『ロマンス』という作品に制作で関わっています。
http://www.cofuku.com/
もういちど、生きてることに恋するための物語
のキャッチコピー通り、
今ある、当たり前の日常が、
とても愛おしいものに感じられる作品です。
ぜひご覧いただけると幸いです。

そして、次にバトンをつなぐのは、
MONO(http://c-mono.com) 制作の垣脇純子さんです。
『相対的浮世絵』という作品を観て以来、
MONOの大ファンというのもありますが、
垣脇さんから届くメールを読むのが好きなんです。
仕事の要点は押さえつつ、余談も巧い、クスっと笑えて、
いつもほっこりさせてもらっています。
だから、このブログの垣脇さん回も楽しみにしています。
垣脇さんへの質問は、
「制作していてホント良かった~(だから辞められないね)と
感じたエピソードを教えてください」です。
MONOファンの私は、劇団制作にまつわるエピソードを
お聞きできればより嬉しいです。