若旦那家康(ROPEMAN(36)/コトリ会議)
はじめまして。多くの方にははじめましてだと思います。
大阪で演劇を中心として活動をしています。制作者ブログだという事で、ご使命をいただきましたが、制作を名乗る時もあれば、出演もしますし、一時は舞台監督としてクレジットされていることが多かったので、「お前は何者なんだ?」と言われることもいまだによくあります。そんな中途半端なことで良いのかと自問自答し続ける日々ですが、決めきらなくていいんではないかと、思っています。
どのようなオファーであっても、その作品や関係者に魅力を感じたら必要とされる形で関わることによってその魅力を知らない人、一人にでも伝えることが出来るんではないかという発想でこんなことになってしまっています。
好きな劇団から舞台監督で呼ばれてもそれが好きそうな友達に薦めて観てもらいます。俳優や制作で呼ばれたらなおさら。「小劇場は関係者全員制作だ!」って極論を心に決める必要はないですが。
ただ、本当の制作の仕事は知れば知るほど多岐にわたるので、その中で自分の向き不向きはありますね。やればやるほどそれが明確にわかってきます。向いてないことを無理してやってもいいくらい、その劇団に惚れ込めるっていうのは幸せなことだなと思います。劇団や作品のどういったものが好きかって決めれないですが。
あ、長谷川さんから質問をもらっていましたね
『制作者としてもっとも必要な能力はなんだと思いますか。またその理由を教えてください』
制作者として目指しているのは機動力と瞬発力でしょうか。何か手が思いついたのなら動かないと後悔しそうなので、動かずに動けずに後悔したことは多いです。怠け者の自分を奮い立たせるためにそう思っています。(すでにこのブログもオファーいただいてなかなか動けずに後悔しています)制作の色々な業務の中で僕がやりたいことには必要なのだと思います。
制作の中でも別に決めきらなくてもいいかと思っていますが、やはり何かと何かをつなぐことが好きなんでしょうね。コーディネートしたり、コネクトしたり、人と人か、地域と作品か、活動ジャンルを越境したり新しい出会いが多くしていければそれが楽しい世の中だと思います。それがしたいってことは決めている気がします。
今は所属しているコトリ会議以外は突劇金魚(http://kinnngyo.com/)とsundayの「友達」(http://sunday-go.jp/tomodachi/index.html)という公演を制作しています。突劇金魚には愛知を繋いでもらったので、今年末に伊丹と東京を再びつないだツアーを、sundayには学生の制作を繋ごうと躍起になってます。観に来ていただければ幸いです。
優柔不断な僕ですが、次につなぎたい人は決めていました。僕は神戸大学はちの巣座という学生劇団出身なのですが、お隣さんの神戸大学自由劇場出身で、在学中から制作をし、精華小劇場にインターンで制作を学び、就職先は青年団の制作部という爪の垢を煎じて飲みたいと思わせる堤佳奈さんにお願いしました。
質問は決めれませんでしたがふと思いついたのは「10年後、20年後自分は何していると思います?」聞いてみたいです。