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小島達子 さん

井神さんからバトンを受け取りました。
札幌で演劇プロデューサーと俳優をしております、小島達子と申します。
井神さん、機会を頂き、有難うございます!

私は、演劇業の他にグラフィックデザイナーという肩書きもありまして、宣伝美術のお仕事もしています。2018年に株式会社tattという会社を立ち上げました。
(会社HPはこちら https://tatt.jp

『「つくる」と「みせる」にかかわる、いろいろ』ということで、演劇制作とグラフィックデザインの様々についてと、札幌の演劇集団ELEVEN NINES(イレブンナイン)を始め札幌の俳優のキャスティングやマネジメントもしています。
もともと俳優から始めたため、この数年はプロデューサーや制作がメインに移行して来ているものの、まだまだ制作者としてはペーペーでございまして、勉強勉強の毎日です。

私のことを語らせて頂きますと。
演劇に関わるようになったのは、高校の時に演劇部に所属したのがきっかけです。
大学への進学の際、演劇関係か美術関係か進路には迷ったのですが、「これからはグラフィックデザインとかいうので食べていけるようになるらしいから、美大にしなさい!(当時はまだグラフィックデザインという仕事どころか、Macすらあまり普及していませんでした)」という親からの説得もあり、東京の美大に進み、一時演劇からは離脱。専ら観劇側でした。
その後、家の事情で札幌に戻ってからは、ススキノでのアルバイトとデザインの会社を掛け持ちしていましたが、高校演劇時代の友人に再会。
再び演劇の世界に引きずりこまれ入った劇団に、今は全国区で活躍しているTEAM-NACSのメンバーがおりました。彼らは当時から本当に才能に溢れていて、彼らと一緒に作品をつくった日々は私の中でも貴重でかけがえのない時間でしたし、今の私のあらゆる基盤を作ってくれたと感謝しています。
その頃TEAM-NACSのうちの4人が所属していた劇団イナダ組という劇団で20代〜30代前半を過ごし、現在はELEVEN NINESという劇団に所属。役者とプロデューサーをしています。
(劇団HPはこちら http://eleven9.jp

ELEVEN NINESは富良野塾の俳優、納谷真大がもとは富良野で立ち上げた劇団でして、札幌に拠点を移した段階で私も関わり、もう15年経ちました。
演劇の制作会社を立ち上げたのは、ELEVEN NINESや札幌の演劇団体として商業ベースにのせたいという思いがあったのと、道外の面白いお芝居を札幌のお客様にもっと提供したい、という思いがあったからです。
昨年はおかげさまで、様々な道外のお芝居を札幌で公演することができ、札幌のお客さまにも大変喜んでいただけました。
劇団の稽古場も良い場所が見つかり、(一昨年立ち退きで一時稽古場を失いました)さあ、ELEVEN NINES、ここから更に頑張るぞ!と思っていた今年の3月。
共同主催で関わっていた公演が新型コロナウイルスに感染拡大により、最後の3ステージを中止に。北海道・札幌市が緊急事態宣言を初めて出した時期です。
それ以降立て続けに公演を中止にしましたが、予定していた9月の劇団の本公演は行うことを決断しました。そこからは日々感染対策に追われる毎日を送っています。

こんな世の中になって本当に実感するのは、カンパニーや公演を支える制作者の大切さ。
劇を続けようと奮闘している全国の制作諸先輩の皆様方、本当にお疲れ様です。
まだまだ続く長いトンネルではありますが、光が見えると信じて、頑張りましょうね。

さて、今回バトンをくださった井神さんのご紹介です。
年齢的には私の方が少し先輩です。2004年に私のプロデュースする公演の制作を初めて井神さんにお願いしようとしたタイミングが、まさに井神さんが札幌から京都へ出られる直前でして、残念ながらお仕事をご一緒することは叶わず。
井神さんはその頃すでに札幌では数少ない、信頼できる制作者さんとして名を馳せていましたが、札幌はそんな貴重な有能制作を失うことになったのでした・・・!
それ以降は、私も大好きな劇団ヨーロッパ企画さんにうちの劇団の代表が客演させていただいたり、京都や札幌や東京で飲んだり(笑)・・・と、何かとお世話になっています。
いわずもがな、ではありますが、本当に尊敬できるスゴ腕制作さんです。

そんな井神さんから頂いた質問にお答えしようかと思います。
「もらって嬉しかった差し入れベスト3」ですが、この年齢になりますと(この年齢になる前から?)、皆さん私の健康や美容を気にしてくださるようでして、そういったジャンルの差し入れを多く頂きます。これが大変有り難い・・・いつも一つ残らず使わせていただいています。
そんな中、セレクトしますと

1位「めぐりズム蒸気でホットアイマスク」(ダンボールにどっさり!)
2位「頭皮マッサージブラシ」
3位「Kneipp(クナイプ)の入浴剤詰め合わせ」

でしょうか。
役者もですが、制作やプロデューサーは更に脳もカラダも使う大変なお仕事だなあと実感しています。肩が凝ることがたくさんで、癒しグッズは本当に支えになっています。

そして次のバトンをお渡しする方をご紹介します。
東京で劇団ゴジゲンの制作&プロデュース、またブス会の制作もやられている半田桃子さんです。
半田さんとは2019年にtattが札幌に招聘したブス会『男女逆転版・痴人の愛』の東京公演にてお会いしました。年数で言えばまだ浅いですが、とても濃厚な形でお付き合いをさせていただいています。大変可愛らしい方なのにものすごくパワーに溢れていて、いつも元気をもらっています。制作としての経験も浅い私にとって、とても頼りになる大先輩です。
半田さんへの質問は
「劇団をプロデュースしていて、快感!!と思える瞬間はどんな時ですか?」
是非伺いたいです!

それではこのへんで。
今後とも札幌演劇の更なる発展のために精進いたします。
こんなご時世ですが、良き時が訪れたら・・・
皆様、是非北海道にも遊びにいらしてくださいね。