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『阿吽:ミソゲキ2018』の上演作品『Re:T』の盗作騒動について
皆様こんにちは、ミソゲキ実行委員会です。

2018年末にナンジャーレで行われた演劇イベント『阿吽:ミソゲキ2018』にて上演された作品の中で、パッチワークスの『Re:T』が盗作なのではないかという問題について、これまでの経緯の報告とミソゲキとしての見解をお伝え致します。

まずはイベントの当事者として早めに何らかの声明を出すべきだったのですが、私どもの発言から不思議少年の大迫様に不利になるような情報等が出るのを避ける為、進展があるまで公の発言を控えてさせて頂きました。ミソゲキに足を運んでいただいたお客様や関係者の皆様の中には嫌な思いや不安を感じた方もおられると思います。はじめにその点についてお詫び申し上げます。

今回、パッチワークスの村山氏から正式な謝罪が発表されましたが、ここまでの道のりも簡単なものではありませんでした。イベント終了後、すぐに我々の耳に飛び込んできた盗作の話を、まず直接本人に確認致しました。あくまで盗作ではないという村山氏に、まだ詳細のわからない我々はすぐに判断しかねる状態で、直接追及できる立場にありませんでした。その後、沢山のご意見や資料を確認し、盗作であることを確信致しました。

そして、すぐ手を打たれたのは村山氏の方からでした。それも、本人からではなくいきなり弁護士を通してであり、内容はミソゲキに対し今回の騒動について口外するなという事をわずかな示談金で承諾せよというもので、とても謝罪とは程遠いものでした。

そこからは大迫様側がしっかりと足場を固めての追求により、ようやく今回の謝罪に至りました。自主的とは思えない形での発表からみても、これからの示談交渉にはまだ時間が掛かることかと思います。

ミソゲキは、沢山の劇団が集い、作品を生み出し、かつそこから交流が生まれることを願って始まったイベントです。そのことから、名古屋ではなかなか見られない県外の劇団を積極的に呼び込むようにもしておりました。また、スタッフや出演団体の皆様は、年末の忙しい最中「演劇が好きだから」という理由で集まって頂き運営しておりました。そしてお芝居を楽しみにして来ていただいたお客様も同じ気持ちだと信じております。そんな中で起きた盗作騒動に、申し訳ない気持ちや怒りが織り交ざっています。

今回は大きな演劇イベントである『INDEPENDENT』様で上演され、『せんだい短編戯曲賞』にも出展されている作品であったことで発覚致しました。これは私たちが早い段階で気付けていれば対応できたかもしれませんし、これほどの作品なら知っていて当然だろと思われるかもしれません。その点においては申し訳ないと感じながらも、当然世の中すべての作品を把握できる訳でもありません。大前提、盗作した作品を発表されると思っていなかったという甘さもあります。

ものづくりにおいて、模倣から始めることはあると思いますし、作風に影響を受けること等もあると思います。しかし、今回は台詞そのもののトレースや、設定、演出にいたるまで酷似しており、またそれを自分の作品として発表というのは明らかに悪質と考えます。この度、作品を奪われるかもしれないという状況は、大迫様には本当に苦しい時間だったと思います。

毎年ミソゲキで公演される作品は、キャリアも作風も全く違うけれど、演劇が好きという思いが感じられるものばかりでした。それがこのような形で、そんな思いを台無しにされた事が残念でなりません。

盗作についての交渉は、あくまで当人同士での問題になるかと思いますが、イベントを企画したミソゲキとして今後サポートできることは続けていくつもりです。

以上、つたない文章で申し訳ありませんでした。

ミソゲキ実行委員会
大和田忍、長谷川公次郎

『阿吽:ミソゲキ2018』の上演作品『Re:T』の盗作騒動における情報の一部削除について
此の度の盗作騒動における『Re:T』の作品情報について、このまま掲載を続けるのはふさわしくないと判断し、該当の情報は削除いたします。ご了承ください。
『阿吽:ミソゲキ2018』全日程終了致しました
『阿吽:ミソゲキ2018』の全日程が無事終了致しました。ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
ミソゲキとは
名駅にある小劇場『ナンジャーレ』と名古屋の演劇情報サイト『名古屋演劇アーカイブ』の共同企画として、2010年大晦日に『ミソゲキ!』という名前で開催された大晦日演劇イベント。公募にて選ばれた劇団たちが20分の制限時間で作品を出し合います。2011年からは県外劇団の招致を始め、現在は全国規模で認知度が高まってきています。