花植厚美 さん

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皆様、おはようございます。

美術家、岡田 保さんよりバトンを受け取りました。

flower-plantの花植です。

この名古屋の地で、舞台照明デザイン・クルーとして、働かせていただいております。

小さなころから、絵を描いたり何かしらこしらえたりしていたら、高校もデザイン科を選んでました。
授業も8割がた物造り。
演劇部にも所属しました。ただただ【造る】自由と不自由も学んだ、あっという間の三年間でした。

この、自由と不自由は舞台業界に就職しても続きます。

会社ですから、いろいろあります。

やりたいこと。

やらせてもらえること。

やってはいけないこと。

10年は..とも思いましたが、8年と4ヶ月で退社、後、1年は自由に過ごし、改めて、フリーとして活動させていただき、現在に至ります。

岡田 保さんからの質問です。

『照明のプランを考えるときに一番大事にしている自分のこだわりはありますか?』
ですね?

う〜ん..なんだろ?

*台本に目を通して想う。

*稽古に参加して思う。

これだけでもプランは2割程進みます。
後の8割は【拾う】ことです。

そこらじゅうにいっぱいあるので、拾ったもん勝ちです。

*稽古中に出た、何気ない演出の一言。

*稽古を積むごとに拡がる、役者からの波動や波長。

*打ち合わせ最中の美術家のイタズラな眼差し。

*ゾクゾクする音の拡がり。

*真夜中、ベランダから仰いだ星空や虫の音。

*帰宅途中、一列に連なる街灯に照された、道。

*あの日、の、夕空。

*ぷらっと散歩中に見つけた、路地の赤提灯。

遠くに行かなくても、自分の身の回りにヒントが沢山隠れています。
時より、ひょこっと顔を出し教えてくれるので、とても助けられている。

よく、どんな勉強してたんですか?と、聞かれます。

すみません。

してません。

勉強..大っ嫌いです。
辛抱足らん人間です。
教本とか、あまり..読んでません..。
(笑)

日々の何でもないことが、胸の何処かに引っ掛かって残っている、だけなのです。

例えば、お弁当のレイアウトだと思っていただけたらよいかと。

..左側半分に御飯、上に卵焼き、右側に唐揚げ..おっと!いけないいけない、茶色ばっかじゃん..間にプチトマトとキュウリスライスいれて..御飯が寂しいな..じゃ、黒ゴマふって、左上にしばづけのっけて..あ、寒くなってきたから、コーンスープも持ってこう..

とかね。

弁当箱は額縁です。

例え、同じ具材が毎日続こうと、ピースのはめかた一つで印象はガラッとかわります。

相手が蓋を開けた、その瞬間。

それは、お客様が劇場に足を踏み入れた、その瞬間です。

自分がどうとか、そんなもの、もうどうでもよいです。

その先の、あなたの『わぉ..!』だけで。

皆様が、何かしら、ここで、拾って、帰路につく..私が、いろいろ貰ったものは、ここで、こうして、返す。

それだけです。

あ..タモさん、答えになってる?なってない?

最後に一つ付け加えるとすれば..

私..本当は、美術家になりたかったんです。だけど、何故か?最初から照明としてスタートしてます。
(大笑)

この話しは、また、別の話し..私を捕まえて、聞いて下さいませ。

だから、美術家には自由にやってもらいたい。照明のこと考えて、チマチマしてもらっては、逆に困る!そこから先は私の仕事。ドーンと来い!!です。

戦いです。

受けてたちます。

あぁ..脳も身体も温まって、終わらなくなりそうなので、ここらで、次にバトンを繋ぎます。

今、私が一番若手で気になってる団体。

【廃墟文藝部】
作・演 後藤 章太さんです。

職業柄、重なったりで、なかなか観にいくことは難しいのですが、チラシは何時も目にとまります。去年、2014ミソゲキの短編を、スタッフとして携わり、一気に、後藤さんのことがもっと知りたくなりました。

後藤さんに質問です。

私は女性の性を受け、この世に産まれたはずです..が、未だ、男性?なのか、女性?なのか、はたまた、皆と同じ人間なのか?よくわかりません。

(注)不思議ちゃんじゃありません。

【後藤さんから溢れでる、少女性は何処から来るのですか?】

変な質問してますね。

申し訳ございません!!

ここらで筆を置きたいと思います。

ではでは。