天野順一朗 さん

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渡山さんよりバトンをいただきました劇団「放電家族」/どっかんプロの天野順一朗です。

主に演劇媒体での活動をする劇団「放電家族」の代表(共同代表:不動湧心)で、芸人としてはどっかんプロに所属し、マネージメントをお願いしています。
簡単に経歴をあげると、愛知県立新城東高校入学と同時に休部状態だった演劇部に入部、部員1人でなんやかんややってたら3年時には愛知県代表として中部地区大会に出場、そのままズルズル続けています。
幸い「演劇とはこうあるべき!」と俺に教えてくれる先輩がまったくいなかったので(つーか最初は演劇部に俺しかいなかったので)、演劇に対して微妙な距離感を保ちつつ、現在に至っています。

現在の活動については、

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劇団「放電家族」、女優、募集。
http://p.tl/8RpL
↑女優募集してます。それ以外のポジションも募集しています。
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どっかんプロお笑いライブ『茨の珍道』
http://p.tl/PVou
↑毎月第4木曜に金山で行われているお笑いライブにレギュラー出演しています。
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詳細はそれぞれのページをご覧頂くとして。

天野としての今後の活動予定はその都度何かしらでご案内致しますので、劇団のページなんかご覧いただけると幸いです。

あ、妻が7月星の女子さんに出ますんでよろしくお願いします。詳細はこの一つ前の渡山さんのブログを。

ちなみに俺の宣材写真と前回の渡山博崇さん、前々回の刈馬カオスさんの写真は同じ日にクリエイティブユニット「Aclos」の写真家・佐藤元紀さんに撮影してもらいました。劇作家協会の仲良しグループです。プライベートで、例えば観劇先で声とかかけられるの苦手な俺ですが(緊張するから)、プライベートでも遊びに行ったりする数少ない先輩というか友人です。意外ですか?

さぁ、渡山さんの質問にお答えします。

お金ないときは働いています。つーか結婚してから働き出しました。正社じゃないけど。仕事ください。

周りから「よく結婚できたねー」と言われますが、結婚はできるんです。書類さえ間違えなければ。できないのは「安定した生活」です。

芸人と劇団の活動を本格化した時に、普通のバイトはヤメました。だって表現で食って行きたいのに別のことやってお金稼ぐのは時間の無駄だから。だからその当時はお金なくて食えないときはアパートの庭に生えたタンポポとか食ってました。そしたら俺の部屋の庭だけタンポポが生えなくなりました。だからお金ないときには塩を舐め、そして大量の水を飲んで、一日中ずっとうつ伏せで寝ていました。あ、あと金と食料なさすぎて頭おかしくなってニンニクをレンジで加熱し続けたことがありました。異臭騒ぎになりました。他にもアレ食ったりとか、とてもここでお話できるような内容じゃない経験もしましたが。

俺の持論に「365人友達がいれば食いっぱぐれない」というものがあります。1年に1回くらいなら奢ってくれるんです。うるう年は1日だけ塩と水で過ごせばいいんです。仕事ください。

まぁ結局連れにお金借りたりどうにもならない時期もありましたが、結婚するまで基本的にそんな生活。仕事ください。

結婚を決める頃には、まぁ1人ならなんとか生活できるくらいの稼ぎはありました(芸人としての営業等のギャラ、講師としてのギャラ、執筆料などなど)が、二人で生活していくことや今後のための貯蓄なんかを考えるとなかなか厳しかったので、平日はバイトしたり休日は営業したりと、現在は基本年中無休です。仕事ください。

でもあれだね、俳優の方からあまり営業の仕事という話をを聞かないので、半芸半劇の私はよっぽど仕事という面では恵まれてます。仕事ください。

話は少しそれるけど、お金で思い出した。

俺より若い子とか見ていてすごく思うのが、自分の芸(役者なら演技とか)とお金の関係を、もっとシビアに考えなきゃならねぇんじゃねーかという点。その発声練習が、今後一体いくらになるのかとか、ちゃんと考えてやっていかないとなかなかお金に結びつくまでに苦労するでしょう。WSに参加した、という出来事に満足するんじゃなくて、そのWSにいくら金がかかって、その分を今後の活動でどう取り戻していくか、という考え方。技術を身につけ、そんで仕事に繋げていく。バイトせずに芝居やお笑いだけをひーこらやってる時に俺がよく考えていたことです。まぁ、今もひーこらやってんだけど。仕事ください。

お金の話をすると、嫌がられることも多いけど、本気で芸で食って行きたいなら考えるべきだし、実際俺が教えてるクラスの最初の授業でするのはお金の話。食えてはじめて一人前。だから俺もまだまだ半人前。なので偉そうに演劇の内容について語ったりはしないようにしています。酒の席以外。酒が飲みたい。仕事ください。

渡山さん、こんな感じでいいっすか?仕事ください。

さて、長々と失礼しました。次にリレーを回すのは、AfroWagenのニシムラタツヤさん。高校時代は先輩いなかった俺ですが、この世界では沢山の先輩に可愛がってもらってますが、そんな先輩のおひとりです。インプロや朗読など、長く、継続して活動をされているニシムラさん。そこで質問です。
質問:継続して活動していく上で一番大切なことはなんですか?また、モチベーションを維持し続けるための秘訣を教えて下さい。

あー、真面目。俺。でも大切なことでしょう。万が一、「企業秘密」の場合は全力で天野を褒めちぎってください。

さぁ、金稼ぎにいってきます。どこかの現場でお会いしたらお気軽に声をかけてください。プライベート以外なら気さくに話しかけたりします。オヒネリとか歓迎します。

ほいでは。

劇作家・演出家・俳優・芸人 天野順一朗